絵本と 子どもと ゆる親業

   2男2女を育てる40代母* 現在、読み聞かせボランティアとしても活動中              

【つくる責任つかう責任】を考えるエコ育 絵本=10選=

 

今回の絵本のテーマは、

SDGsの目標12〔つくる責任つかう責任〕

 

 

目次

 

 

【はじめに】

 

最近、

日本でも見かけるようになった、

3R(Reduce Reuse Recycle)という言葉。

 

ゴミを削減して、再利用して、

そして、

形を変えて 再資源化しましょう!

という取り組み。

 

なんだか、

むずしそうな印象も受けるけれど...

 

さらに ここに、

人や物への 感謝のきもちRespect)を

合わせたものを、

 

日本語で たった一言!!

 

【もったいない】って言えちゃうんだそう。

 ソースはこちら 〔MOTTAINAI公式サイトより

 

 

物そのものや、

作ってくれた人への

感謝の気持ちが芽生えれば、

 

自然に、

物を大切にする心も育っていく…

 

そんな【モッタイナイの心】を

育んでくれる絵本を 10冊選びました。

 

 

 

もったいないばあさん

作: 真珠 まりこ 出版社: 講談社

 

日常生活の中にある「もったいない」を

教えてくれる おばあさん。

 

食べものを残さない、

無駄使いをしない、

最後までとことん使う、など…

 

ただ お説教するだけでなく、

子どもたちの「やってみよう」っていう

好奇心を上手に 引き出してくれる

【エコ育】絵本

 

 

 

レミーさんのひきだし

作:斉藤 倫 うきまる  絵:くらはしれい

出版社:小学館 

 

可愛い空き箱、ビン、包装紙…

引き出しの奥に眠る 役目を終えた小物が

レミーさんによって素敵に再利用され、

ラストは、とてもロマンチックな展開に♪

 

ちょっと落ち着いた 大人のストーリー。

 

 

 

ヨセフのだいじなコート

作・絵:シムズ・タバック  訳:木坂 涼

出版社:フレーベル館

 

穴が開いてしまったヨセフのコート。

 

そこで、

コートをジャケットに仕立て直し、

やがて、ジャケットはチョッキに、

さらには、チョッキが...

 

どんどんリメイクされていくコート。

しかけ絵本になっていて、遊び心いっぱい!!

 

絵本のイラスト自体も、

布や雑誌、新聞などのコラージュになっていて、

リメイクの楽しさに あふれている。

 

 

こんとあき

作:林 明子  出版社:福音館書店 

 

ほつれてしまった ぬいぐるみを

おばあちゃんに直してもらおうと、

ちいさな二人の 大冒険が始まる!

 

純粋に 物語として、

楽しく優しい気持ちになれる絵本だけど、

 

お話のあちこちに、

生まれた時から一緒にいる ぬいぐるみを

大切に思う気持ちが たくさん詰まっている。

 

 

 

ビロードのうさぎ

作:マージェリィ・W・ビアンコ

絵・訳:酒井 駒子  出版社:ブロンズ新社  

 

子どもたちに、心から愛され、

大切にされてきた おもちゃたちの幸福感。

 

何度も問いかけられる「ほんもの」とは?

 

切なさの中にも、しっかりと温かさがあり、

目の前にある おもちゃや 持ち物を

より一層、大切に 慈しみたくなる お話。

 

 

 

なんでもモッテルさん

作:竹下 文子  絵:アヤ井 アキコ

出版社:あかね書房  

 

「なんでもモッテル」という割りに、

表紙のイラストは、どこか不満そうな家族。

 

テンポの良い

ドタバタなストーリーだけど、

 

"お金では買えない物の大切さ"や

"本当に大切なものって いったい何?"

と、そんなことを考えるきっかけになる一冊

 

なんだかんだ言って、

愛されているファミリーに ほっこり。

 

 

 

ぞろりぞろりとやさいがね

作:ひろかわ さえこ  出版社:偕成社

 

食べられずに古くなってしまった野菜が、

夜に、怒りの集会へと出かけていく。

 

しなびた野菜たちのイラストも、

どこか味があって、それぞれカワイイ!!

 

ミミズおしょうが 野菜たちを土へと返す、

資源循環にも、上手く なぞらえてあって、

実は、科学的にも学び深い イイお話

 

 

 

どこからきたの?おべんとう

作・絵:鈴木 まもる  出版社:金の星社 

 

お弁当のおかずの それぞれのルーツや、

さらには、

曲げわっぱのできる工程まで載っていて、

 

とても細かく 分かりやすく、

大人でも楽しめるし、 勉強になる絵本。

 

農家や、漁師、配達員、スーパーの店員、

そして調理してくれた人…

 

情報も、愛情も、めいいっぱい詰まった

思いやりと感謝の気持ちがあふれる一冊

 

あとがきにある、

著者のメッセージも また素敵で、

ふとした時に 手にとっては、

何度も パラパラと眺めたくなる。

 

 

 

いっぽんの鉛筆のむこうに

文:谷川 俊太郎  絵:堀内 誠一

出版社:福音館書店

 

当たり前のように使っている鉛筆でさえ、

たくさんの人々の手を渡って作られている。

 

芯となる黒鉛スリランカ

木材はアメリカ、

木材を運ぶ人、工場で製造する人、

そして、鉛筆を売ってくれる人…

 

作業に携わる いろいろな人々の

暮らしぶりまでもが丁寧に描かれ、

 

鉛筆一本が、

世界とつながっていることを

リアルに ありありと実感できる写真絵本

 

 

 

ポリぶくろ、1まい、すてた

作:ミランダ・ポール 絵:エリザベス・ズーノン

出版社:さ・え・ら書房 

 

アフリカでの実話をもとにしたお話。

 

最初は便利だと思っていたポリ袋が、

やがて様々な問題を引き起こすようになり…

 

一人の女性が、"自分たちが捨てたものは、

自分たちで何とかしよう"と 立ち上がり、

ポリ袋を回収し、財布を作って売り始める。

 

絵本のイラストが、ポリ袋などを使った

貼り絵になっているところも意味深い

 

 

 

以上。

【つくる責任つかう責任】について考える

10冊の絵本の紹介でした。

 

 

【あとがき】

 

お弁当一つ、鉛筆一本にしても、

 

どこで、どうやって、

どれだけ たくさんの人々が、

どれだけの手間と時間をかけて、

その一つを作ってきたのか...とか。

 

あるいは、

捨てた後は

それらはどうなるのか、とか。

 

さらに、

まだ他に使い道はないだろうか、とか。

 

そうやって、

あれこれと 自分なりに考えを巡らせて、

"ものを大切に扱う" ことができるのも、

 

結局は、

ちょっとした【きっかけ】と、

【想像力】が必要なのかなぁとも思います。

 

 

普段の暮らしの、

そのほんの少し先にある 見えない物を

見せてくれる/感じさせてくれるのも、

絵本の持つ 力のすごさ!!ですね~。

 

 

 

 

【その他のSDGsに関する絵本】

 

SDGs目標10〔人や国の不平等をなくそう〕

yuruoya.hatenablog.com

 

SDGsの目標14〔海の豊かさを守ろう〕

yuruoya.hatenablog.com

 

SDGsの目標15〔陸の豊かさも守ろう]

yuruoya.hatenablog.com

 

SDGsの目標16〔平和と公平をすべての人に〕

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