今回紹介する絵本のテーマは、
SDGsの目標16〔平和と公平をすべての人に〕
〔PR〕戦争をやめた人たち 1914年のクリスマス休戦
作・絵:鈴木 まもる 出版社:あすなろ書房
目次
- 【はじめに】
- へいわとせんそう
- へいわってすてきだね
- ぼくがラーメンたべてるとき
- そらいろ男爵
- おとうさんのちず
- すみれ島
- この本をかくして
- しあわせなときの地図
- オットー 戦火をくぐったテディベア
- 戦争をやめた人たち 1914年のクリスマス休戦
- せんそうがおわるまで、あと2分
- 【あとがき】
- 【そのほかのSDGsに関する絵本の紹介】
【はじめに】
小さな 子どもたちにとって、
絵本は "楽しいもの"であってほしいから、
【戦争】をテーマにした絵本を
ムリに与える必要はないのかな…と、
個人的には 思っています。
特に、胸の内の不安や モヤモヤを
うまく伝えることができない小さな子には、
普段以上に、
本選びにも 慎重さが必要かと。
ただ、
子どもたちが 絵本を見て
【考える】ことをするようになったとき、
【知りたい】と思うようになったとき、
私自身が、
きちんと 「何か」を示せる大人でありたい。
それだけは、いつも強く思います。
なので まずは、
大人に 読むことをおすすめしたい
【平和について考えさせられる絵本】
11冊の紹介です。
へいわとせんそう
文:たにかわ しゅんたろう 絵:Noritake
出版社:ブロンズ新社
シンプルな対比のくり返しが、
どうあるべきかを ストレートに訴えてくる。
へいわってすてきだね
詩:安里 有生 画:長谷川 義史
出版社: ブロンズ新社
小学1年生が作った詩
子どもらしい 真っすぐな言葉が 胸に刺さる。
ぼくがラーメンたべてるとき
作・絵:長谷川 義史 出版社:教育画劇
この世界で
【今】まさに起こっているんだ
という現実を 淡々と突きつけられる。
長谷川義史さんの本は、
楽しいものが多く、子どもたちに大人気。
そのうえ「ラーメン」というタイトルや
表紙に惹かれて選んだら
「思ってたのと違ってビックリした!」
って訴えてくる子も多い 絵本。
そらいろ男爵
文:ジル・ボム 絵:ティエリー・デデュー
訳:中島 さおり 出版社:主婦の友社
自由な空を こよなく愛する男爵が、
戦争を終わらせようと、ある作戦にでる。
おとうさんのちず
作・絵:ユリ・シュルヴィッツ
訳:さくま ゆみこ 出版社:あすなろ書房
シュルヴィツの子供時代を語った自伝
食べもの以上に必要だったのは 生きる希望…
すみれ島
作:今西 祐行 絵:松永 禎郎
出版社:偕成社
日本軍の特攻隊のお話。
無邪気で純粋な 子どもたちの姿が、
戦争の非情さを 際立たせる。
この本をかくして
文: マーガレット・ワイルド 絵: フレヤ・ブラックウッド
訳:アーサー・ビナード 出版社:岩崎書店
戦火で
こっぱみじんになった "言葉のかけら"
守ったもの、受け継がれていくものは...
しあわせなときの地図
作:フラン・ヌニョ 絵:ズザンナ・セレイ
訳:宇野 和美 出版社:ほるぷ出版
思い出がいっぱい詰まった 大好きな町…
すべてを奪っていく理不尽と、
悲しみと、そして ほんの小さな希望と
オットー 戦火をくぐったテディベア
作・絵:トミー・ウンゲラー 訳:鏡哲生
出版社:評論社
テディベア目線で語られる 数奇な運命
戦争をやめた人たち 1914年のクリスマス休戦
作・絵:鈴木 まもる 出版社:あすなろ書房
人が人を思う気持ちの温かさと、
それでも止まらない戦争の やるせなさ
せんそうがおわるまで、あと2分
作:ジャック・ゴールドスティン
訳:長友 恵子 出版社:合同出版
同じ日に同じ村で生まれた幼なじみ
"あと2分" が分かつ 運命の悲痛
…以上、11冊の紹介でした。
【あとがき】
今回は、
生生しい描写の入った絵本は、
極力 避けて選んでみました。
対象年齢のめやすは、だいたい
小学校低学年~となっていますが、
子どもたちの受け止め方/感じ方は、
個人差や 気分差⁉も大きいので、
対象年齢は、
あくまでも参考程度に 記しておきます。
普段通りの
読み物として選んでもいいし、
子どもと一緒に、
平和について考える機会にしても。
【そのほかのSDGsに関する絵本の紹介】