絵本と 子どもと ゆる親業

   2男2女を育てる40代母* 現在、読み聞かせボランティアとしても活動中              

【へいわ】を考える【せんそう】を知る 絵本11選

 

今回紹介する絵本のテーマは、

SDGsの目標16〔平和と公平をすべての人に〕

 



〔PR〕戦争をやめた人たち 1914年のクリスマス休戦
作・絵:鈴木 まもる 出版社:あすなろ書房

 

目次

 

 

【はじめに】

 

小さな 子どもたちにとって、

絵本は "楽しいもの"であってほしいから、

 

【戦争】をテーマにした絵本を

ムリに与える必要はないのかな…と、

個人的には 思っています。

 

特に、胸の内の不安や モヤモヤを

うまく伝えることができない小さな子には、

普段以上に、

本選びにも 慎重さが必要かと。

 

 

ただ、

子どもたちが 絵本を見て

【考える】ことをするようになったとき、

【知りたい】と思うようになったとき、

 

私自身が、

きちんと 「何か」を示せる大人でありたい。

それだけは、いつも強く思います。

 

なので まずは、

大人に 読むことをおすすめしたい

【平和について考えさせられる絵本】

11冊の紹介です。

 

 

 

へいわとせんそう

文:たにかわ しゅんたろう 絵:Noritake

出版社:ブロンズ新社

 

シンプルな対比のくり返しが、

どうあるべきかを ストレートに訴えてくる。

 

 

 

へいわってすてきだね

詩:安里 有生 画:長谷川 義史

出版社: ブロンズ新社

 

小学1年生が作った詩

子どもらしい 真っすぐな言葉が 胸に刺さる。

 

 

 

ぼくがラーメンたべてるとき

作・絵:長谷川 義史 出版社:教育画劇

 

この世界で

【今】まさに起こっているんだ

という現実を 淡々と突きつけられる。

 

長谷川義史さんの本は、

楽しいものが多く、子どもたちに大人気。

そのうえ「ラーメン」というタイトルや

表紙に惹かれて選んだら

「思ってたのと違ってビックリした!」

って訴えてくる子も多い 絵本。

 

 

 

そらいろ男爵

文:ジル・ボム 絵:ティエリー・デデュー

訳:中島 さおり 出版社:主婦の友社

 

自由な空を こよなく愛する男爵が、

戦争を終わらせようと、ある作戦にでる。

 

 

 

おとうさんのちず

作・絵:ユリ・シュルヴィッツ

訳:さくま ゆみこ 出版社:あすなろ書房

 

シュルヴィツの子供時代を語った自伝

食べもの以上に必要だったのは 生きる希望…

 

 

 

すみれ島

作:今西 祐行 絵:松永 禎郎

出版社:偕成社

 

日本軍の特攻隊のお話。

 

無邪気で純粋な 子どもたちの姿が、

戦争の非情さを 際立たせる。

 

 

 

この本をかくして

文: マーガレット・ワイルド 絵: フレヤ・ブラックウッド

訳:アーサー・ビナード 出版社:岩崎書店

 

戦火で

こっぱみじんになった "言葉のかけら"

守ったもの、受け継がれていくものは...

 

 

 

しあわせなときの地図

作:フラン・ヌニョ 絵:ズザンナ・セレイ

訳:宇野 和美 出版社:ほるぷ出版

 

思い出がいっぱい詰まった 大好きな町…

すべてを奪っていく理不尽と、

悲しみと、そして ほんの小さな希望と

 

 

 

オットー 戦火をくぐったテディベア

作・絵:トミー・ウンゲラー 訳:鏡哲生

出版社:評論社

 

強制収容所に送られたユダヤ人の少年...

テディベア目線で語られる 数奇な運命

 

 

 

戦争をやめた人たち 1914年のクリスマス休戦

作・絵:鈴木 まもる 出版社:あすなろ書房

 

人が人を思う気持ちの温かさと、

それでも止まらない戦争の やるせなさ

 

 

 

せんそうがおわるまで、あと2分

作:ジャック・ゴールドスティン

訳:長友 恵子 出版社:合同出版

 

同じ日に同じ村で生まれた幼なじみ

"あと2分" が分かつ 運命の悲痛

 

 

 

…以上、11冊の紹介でした。

 

 

【あとがき】

 

今回は、

生生しい描写の入った絵本は、

極力 避けて選んでみました。

 

対象年齢のめやすは、だいたい

小学校低学年~となっていますが、

 

子どもたちの受け止め方/感じ方は、

個人差や 気分差⁉も大きいので、

 

対象年齢は、

あくまでも参考程度に 記しておきます。

 

普段通りの

読み物として選んでもいいし、

 

子どもと一緒に、

平和について考える機会にしても。

 

 

 

【そのほかのSDGsに関する絵本の紹介】

 

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