春らんまんの4月。
色とりどりの 花が咲いて、
あたたかな日差しに、
やわらかな風、
そして 鳥たちの鳴き声…
眺めているだけでも 心おどる、
【春のわくわくが詰まった絵本】を
10冊 選んでみました~*
目次
- はるかぜ さんぽ
- ぐりとぐらのおおそうじ
- はるです はるのおおそうじ
- ひげひげ わたりひげ
- 14ひきのぴくにっく
- はるのワンピースをつくりに
- チリとチリリ はらっぱのおはなし
- じっちょりんのあるくみち
- はるとあき
- はるがきた
- 【その他の 春のおすすめ絵本】
はるかぜ さんぽ
作:えがしら みちこ 出版社:講談社
季節感をたっぷり味わえる
【おさんぽシリーズ】の 第4弾。
未就園児・園児さん~向け。
淡く優しいタッチのイラストと、
リズムの良い オノマトペ。
てく てく てく
ちょん ちょん ちょん
主人公の女の子と一緒に、
いろんなものを見つけながら、
五感いっぱいに 春を満喫できる。
幼児さんらしい 仕草や目線も、
とっても愛らしくて、おすすめ♪
ぐりとぐらのおおそうじ
作:中川 李枝子 絵:山脇 百合子
出版社:福音館書店
よく晴れた 春の日に、
ぐりとぐらが窓を開けて おおそうじ。
アイディアいっぱいの二人にかかれば、
おおそうじだって、
とっても楽しい『おしごと』に♪
ちなみに 欧米では、
「スプリング・クリーニング」と言って、
冬の間にたまった埃を
春に大掃除をする地域もあるのだそう。
タイトルに「おおそうじ」とあるけれど、
年末ではなく、ぜひ春に読みたい一冊。
はるです はるのおおそうじ
作:小出 淡 絵:小出 保子
出版社:福音館書店
3びきのねずみが、
春のおおそうじをするお話。
家具を外に出して そうじをしていると、
近所の動物たちが通りすがり...…。
ねずみたちの あまりの気前の良さに、
だんだんハラハラしてくるけれど、
最後は み~んなハッピーエンド☆
表情豊かな動物たちのイラストも、
ほのぼのとしていて可愛い。
ひげひげ わたりひげ
作:酒巻 恵 出版社:あかね書房
春の風物詩といえば、
やっぱり『ひげ』 ・・・ ん⁈(笑)
あたたかくなると 町へとやってきて、
生き物の鼻の下にとまるのが大好きな
『ひげ』たち。
おかげで、春になると
あちこちにあふれる『ひげづら』!!??
まるで、渡り鳥の一種かのように、
『わたりひげ』を紹介してくれる
なんとも楽しい ユーモア絵本。
14ひきのぴくにっく
作:いわむら かずお 出版社:童心社
いわむらかずおさんの代表作、
【14ひき】シリーズの一冊。
おべんとうを作って、
家族みんなで野原へピクニックに♪
とってもリアルな雑木林の風景に、
家族三世代で囲む 楽しそうな食事…
すみずみまで丁寧に描かれた絵は、
眺めているだけでも癒される。
まるで 絵さがしのように、
10匹のきょうだいたちを 探し出すのが
うちの末っ子の お気に入り。
はるのワンピースをつくりに
文:石井 睦美 絵:布川 愛子
出版社:ブロンズ新社
仕立て屋さんのミコさんが、
大切なお洋服を仕立て直してくれる
【おようふく絵本】シリーズの一冊。
今回は、春の物語。
さきちゃんの『春のきぶん』を
とてもとても丁寧に、ぎゅっと詰め込んだ
とっておきのワンピース。
ずらりと並んだ たくさんの素材に、
さまざまな裁縫道具…
おようふくが出来上がる工程は、
見ているだけでも、わくわくする♪
おしゃれが大好きな子は もちろん、
物つくり好きな子にも おすすめ☆
チリとチリリ はらっぱのおはなし
作:どい かや 出版社:アリス館
チリとチリリのふたりが、
自転車に乗って あちこちへお出かけする
大人気の シリーズ絵本。
今作は、春ののはらを大冒険。
この時期ならではのお花も盛りだくさん♪
不思議で おいしそうな食べ物や、
たまらなく可愛らしい雑貨など…
ネーミングも ビジュアルも素敵で、
どれもこれも 気になるものばかり!!
のはらを散策する心地よさと、
あれこれと想像する楽しさと、
両方をいっぺんに満喫できる 至福の一冊。
じっちょりんのあるくみち
作:かとう あじゅ 出版社:文溪堂
花びらや葉っぱを食べて生きていて、
いろんな場所に種をまいている、
小さな 小さな生き物『じっちょりん』
絵本に出てくる 草花や虫は、
どれも実在するもので、
ひとつひとつに名前も付されているので、
なんだか図鑑のようでもあり、
すべてのページに
ハートマークが隠されているので、
絵さがし絵本の要素も。
何より、
空想と現実のバランスが絶妙なので、
普段の生活の中でも、
「これはじっちょりんの仕業では⁈」
と思えてくることが…(笑)
シリーズは、現在5冊でていて、
いろんな角度から 何度でも楽しめる
イチオシ絵本☆
はるとあき
作:斉藤 倫/うきまる 絵:吉田 尚令
出版社:小学館
「はる」「なつ」「あき」「ふゆ」
四季を擬人化した物語。
4人の季節が、順に巡っていく中、
決して会うことのない「はる」と「あき」
一度も会ったことがない二人の
手紙を通じた 短いやりとり。
優しいのに、どこか切なくて、
切ないのに、とても温かくて…。
日本の四季のすばらしさも 再確認。
大人の人にも ぜひおすすめしたい
私のお気に入りの一冊~*
はるがきた
作:ジーン・ジオン 絵:マーガレット・ブロイ・グレアム
訳:こみや ゆう 出版社:主婦の友社
『どろんこハリー』の著者コンビの絵本。
なかなか来ない春を待ちきれなくて、
自分たちで、
春にしてしまおう!というお話。
思わぬハプニング…からの結末も、
とってもすてきで、鮮やか!
遊び心が満載で、読むたびに、
明るくポジティブな気分になれる一冊。
原題は『REALLY SPRING』
以上。
心おどる【春のわくわく絵本】10冊でした。
【その他の 春のおすすめ絵本】