さくら*サクラ*桜
今回 紹介する絵本は、
【さくら】や【お花見】がテーマ。
【満開の春】を味わえるイチオシを
9冊ピックアップしてみました。
目次
- こぶたのブルトン はるは おはなみ
- はるじゃのばけつ
- おばけの花見
- たろうのひっこし
- はじめまして
- さくらがさくと
- たぬきの花よめ道中
- うさぎのくれたバレエシューズ
- 花見じゃそうべえ
- 【その他の春を感じる絵本】
どれも 春らしい色合いで、
表紙を見ているだけでも、
なんだか ウキウキしてきちゃいます♪
こぶたのブルトン はるは おはなみ
作:中川 ひろたか 絵:市居 みか
出版社:アリス館
個人的にとっても大好きな絵本、
【こぶたのブルトン】シリーズ☆
そして、だるまのタカサキさん。
強烈に とぼけた仲間たちが巻き起こす
とんでもないドタバタ劇!!
お弁当に、お花に、しゃぼん玉。
色合いも きれいで、
春のウキウキが(はちゃめちゃに)詰まった
元気の出る絵本☆
こぶたのブルトン シリーズは、
春・夏・秋・冬と4冊出ているので、
このノリが 気に入った人は、
他の季節も ぜひおすすめ♪
はるじゃのばけつ
作・絵:白土 あつこ
出版社:ひさかたチャイルド
【たっくんとたぬき】シリーズ、
春・夏・秋・冬と4冊ある中の 春篇。
ばけつ いっぱいに、
桜の花びらを集める男の子と、
そんな男の子と一緒に遊びたくて
ジャマをしてしまう たぬき。
子どもらしい無邪気なやりとりの後、
ページいっぱいに広がる
優しい色合いと 思いやりに、
春の喜びや幸せが 込み上げてくる。
読み終わって タイトルを見ると、
また改めて、じーんとくる…
余韻を大切にしたい 一冊。
おばけの花見
作:内田 麟太郎 絵:山本 孝
出版社:岩崎書店
この作家コンビが手掛けた絵本は、
どんちゃん騒ぎがよく似合う(笑)
おばけ×さくら…
「これぞ日本!」といった取り合わせ。
ろくろくびのあねさんをはじめ、
個性派ぞろいのおばけたちが大集合。
くっきりした色合いと、
大胆な構図/ページの使い方で、
眺めているだけでも とっても楽しい♪
たろうのひっこし
作:村山 桂子 絵:堀内 誠一
出版社:福音館書店
たろうが お母さんからもらった
じぶんのおへや。
それは、赤いじゅうたん。
じゅたんをひろげた場所が、
じぶんのおへや。
窓際、廊下、お庭、
そして、満開のさくらの木の下。
お友だちも、おやつもいっぱい☆
別れを伴う お引っ越しではなく、
すぐにでも真似したくなるような
すごく素敵な「おひっこし」
はじめまして
作・絵:近藤 薫美子 出版社:偕成社
一本の桜の木に集まる
虫や鳥たちの 四季折々の様子。
もう一度、春が巡ってきたとしても、
次の春に咲いているのは、別の花。
その花 一つ一つにとっては、
たった一度きりの春…
一期一会を感じさせるメッセージに、
大人はちょっぴり ハッとさせられる。
一方、子どもたちにとっては、
賑やかで 親しみやすいイラストなので、
探し絵のように、
生き物の交流を眺めて 楽しんでいる♪
「はじめまして」の機会が増える
新年度の時期にも おすすめの一冊~*
さくらがさくと
作:とうごう なりさ 出版社:福音館書店
桜の木のことを分かりやすく説明した、
科学絵本の側面もあるけれど、
何よりも、
どこまでも続く 川沿いの桜並木の風景と
その下で繰り広げらる人々の暮らし…
その情景が 本当に本当にきれいで、
横長の絵本の雰囲気とも よく合っている。
日本の 四季の移ろいの感動を
まるごと ぎゅうっと詰め込んだような
しみじみと美しい一冊。
たぬきの花よめ道中
作:最上 一平 絵:町田尚子
出版社:岩崎書店
山奥で何不自由なく暮らす たぬきが、
大都会(=たぬき的僻地)へと お嫁入り。
人間に化けて 都会へと繰り出した
たぬきたち一行の反応が 面白かわいい♪
花嫁さんも、それはそれは綺麗で、
満開の桜の下、本当にしあわせそう。
イラストを手掛けているのが、
町田尚子さんということで、
一本一本の毛並みから 瞳の輝きまで、
とっも見応えのある絵本。
うさぎのくれたバレエシューズ
作:安房 直子 絵:南塚 直子
出版社:小峰書店
淡く繊細な さくら色が印象的で、
大人になっても忘れられない一冊。
おどることが大好きなのに、
上手に おどれない女の子…
そんな彼女に届いた 不思議な贈りもの。
主人公の心を写し取ったかのような
色づかいとその変化が、切なくて美しい。
バレエに限らず、
「大好きなのに 上手くできない」
そんな葛藤を抱えている子どもたちに、
そっと寄り添って 勇気をくれる物語。
花見じゃそうべえ
作:たじま ゆきひこ 出版社:童心社
ロングセラーの落語絵本
【そうべえ】シリーズの7作目!!
あいかわらずな あの4人組が、
春のお山で、またまた大騒動。
多才なはずの 彼らを見ていると、
才能の使い方は、
人それぞれなんだなぁと思わされる(笑)
そうべえファンは要チェック!の新刊。
(2024年2月に刊行)
以上。
日本の美しさが満開の絵本9冊でした。
この春は、
どんな桜に出逢えるかな…
【その他の春を感じる絵本】