今回の記事では、
子どもたちの身近にある
【春の自然】をテーマに、
いろいろな【かがく絵本】を
7冊 紹介していきます。
目次
よく見知った草花や虫でも、
改めて【かがく絵本】を見てみると、
発見や驚きが いっぱい!!
子ども向け…だけど、
大人も楽しめる【ちしきの絵本】です。
いちご(幼児絵本シリーズ)
作:平山 和子 出版社:福音館書店
小さな苗が、寒い冬を越えて、
真っ赤な いちごの実をつけるまでの生長を、
本物そっくりな絵で、
文章を読まなくても分かるくらい、
ひとつずつ、とても丁寧に描いた絵本。
小さい子たちは、
おいしいものが出てくる絵本が大好き!!
「いただきます」をするまでが、
ワクワク 待ち遠しくなる一冊♪
たんぽぽ(かがくのとも絵本)
作・絵:平山 和子 出版社:福音館書店
「たんぽぽ」の生態について、
科学的な事実をきちんと教えてくれる絵本。
特徴をしっかりとらえた写生は、
写真以上にリアルで、分かりやすい。
長くて深~~~い 根っこの様子や、
小さな花が240も集まっている様子は、
大人でも、感嘆してしまう。
外で、たんぽぽを見かけるたびに、
絵本の内容と比べてみたり 観察したりと、
楽しみ方も どんどん広がる☆
チューリップ
作: 荒井 真紀 出版社: 小学館
チューリップの、特に球根の様子を
詳しく描いた 自然観察の絵本。
普段は見ることのない 土の中での生長や、
球根の中で起きている さまざまな変化を
写実的な絵と、簡潔な文章で説明している。
チューリップを育てるときに、
ぜひ、親子で読みたい おススメ絵本。
てんとうむしの本
作:パスカル・ド・ブルゴアン
出版社:岳陽舎
シンプルだけど、とても詳しく
てんとうむしの生態を 網羅している。
色鮮やかで、リアルな絵のおかげか、
まだ文字が読めない 小さな子でも、
どハマりする子が多数。
所々、透明シートになっていて、
前後のページと重なるしかけも 面白い。
知識欲が強めな 知りたがり屋さんや、
虫が好きな子にも おススメしたい一冊!
だって春だもん
文・写真:小寺 卓矢 出版社:アリス館
まだ春ではない…けれど、
春が来る予感でいっぱいの写真絵本。
東北や北海道の森で撮られた
生き物の美しい写真を使用していて、
しずかに、でもたしかに、
春が近づいていることを感じさせてくれる。
「だって春だもん」の
タイトルから感じる 雰囲気通り、
可愛らしい詩的な文章でつづられている。
さくら(かがくのとも絵本)
作:長谷川 摂子 絵:矢間 芳子
出版社:福音館書店
お花見の季節の桜だけでなく、
花が散ってから また翌年に咲くまでの、
ソメイヨシノの一年を描いた絵本。
やさしく語りかけるような文章で、
小さな子たちにも 分かりやすい!!
儚い春の桜だけでなく、
夏の力強い葉桜や、冬の固く閉じた蕾も...
花が咲いているときも、いないときも、
一年中、サクラを愛でたくなる 一冊。
ぎふちょう
作・絵:舘野 鴻 出版社:偕成社
「春の女神」とも呼ばれるギフチョウは、
アゲハチョウの仲間。
1年の寿命のうち、
約10ヶ月をさなぎとして過ごすんだそう。
過酷な環境のもとで、
卵からチョウになるまでの一生を描いた、
自然界の命のドラマ。
まるで 本当に林に踏み込んだかのように、
林全体の様子まで 繊細に描かれていて、
息をひそめ、目を凝らして、
さなぎの行く末を追ってしまう。
…以上、
【春のちしき絵本】7冊の紹介でした。
今年の【啓蟄】は3月5日。
春分のひとつ前の節季で、
冬眠していた虫やカエルたちが、
土から顔を出す 目覚めの季節~*
ちびっこ冒険家たちの活動も、
これから どんどん忙しくなりそうです☆
【春の物語絵本】の紹介は こちら↓