今回の記事のテーマは、
SDGsの目標14〔海の豊かさを守ろう〕
〔PR〕海に生きる!ミガメの花子
作: 黒部 ゆみ 監修: 奧山 隼一 出版社: 偕成社
目次
- あるひくじらがやってきた
- ペンギンかぞくのおひっこし
- いろのかけらのしま
- ヤマネコとアザラシちょうさだん
- アルバ うつくしいうみをまもった100さいのさかな
- プラスチックのうみ
- 海に生きる!ウミガメの花子
- 海について知っておくべき100のこと
- 【あとがき】
- 【その他のSDGsに関する絵本の紹介】
今や、待ったなしの【環境問題】
海洋汚染も、深刻な そのひとつ。
まずは、
大人が読んで、知って、考えて、
行動を起こすべき問題だとは思うけど、
今回は、
子どもと一緒でも 読めるような
見やすくて、分かりやすいものを
8冊選んでみました。
あるひくじらがやってきた
作:ニック・ブランド 訳: なかがわ ちひろ
出版社: 小学館
くじらが街で暮らすようになって大騒ぎ!
困った人々は、
くじらを街から追い出そうと考えるが…
くじらたちが海へ帰れない理由とは?
前半、なんだか
ファンタジーっぽいお話かと思いきや、
環境問題について考えさせられる一冊。
少し見方を広げると、
移民問題にもつながるような内容。
ペンギンかぞくのおひっこし
作: 刀根 里衣 出版社: 小学館
84羽のペンギン家族は、氷のおうちが
溶けてしまって、引っ越しをすることに。
でも、
どこにも暮らせそうな場所がない…
ペンギンたちが 最後に下した決断は?
ちなみに、
84羽のペンギンは、1997年の京都議定書に
最初に署名した84か国を象徴しているのだそう。
いろのかけらのしま
作・絵: イ・ミョンエ 訳: 生田 美保
出版社: ポプラ社
いろんな【いろ】で
あふれている ごみの島。
ページをめくるたびに
どんどん増えていく【いろ】
生き物の命を奪っていく
無数の【いろ】
カラフルな
【いろのかけら】の正体と行く末は…?
ヤマネコとアザラシちょうさだん
作: 五十嵐 美和子 出版社: PHP研究所
海のごみで困っているというアザラシのSOS
頭脳明晰なヤマネコと
手先の器用な人間と、
それぞれが協力し合い「ウミキレイ」という機械で
海洋汚染の解決に取り組んでいく…
アルバ うつくしいうみをまもった100さいのさかな
作・絵:ララ・ホーソーン 訳:新沢 としひこ
出版社: 教育画劇
美しいサンゴの海で暮らす魚 "アルバ"
長い時を生きるうちに 大好きな美しいものが
少なくなっていることに気づき…
巻末には、海の生き物の紹介や
海を守るために私たちにできることも掲載
プラスチックのうみ
作: ミシェル・ロード 絵:ジュリア・ブラットマン
訳: 川上 拓土 出版社: 小学館
人間が出したプラスチックごみの影響を
分かりやすくて伝えてくれる絵本
汚してしまった海を どうすればいいのか
"今できること"を考えるきっかけくれる
原作のタイトルは「The Mess That We Made」
小学5年生の
日本人の男の子が翻訳を担当している
海に生きる!ウミガメの花子
ウミガメの生態や愛らしさと、
環境問題の深刻さを伝える写真絵本。
私がこの絵本で初めて知ったのは、
「ウミガメの性別は、砂の温度で決まる」
ということ。
温暖化の影響で、
すでに「オス」が減り続けている現在、
ごみだけではない、様々な危機を伝えている。
海について知っておくべき100のこと
訳・監修: 竹内 薫 出版社: 小学館
たっぷりとした情報量で、
図鑑や雑学物が好きな子に おすすめ。
フランスの国土の3倍はある太平洋ゴミベルト、
天の川の星の数より多いプラスチック破片、
自然現象や
海洋生物、海流、航海技術など、
海に関する様々な知識・トリビアとともに、
一部、海洋汚染の問題も取り上げる
以上、8冊の紹介でした。
【あとがき】
本で得た 知識や情報は、
自分で経験してみて 初めて"知恵"となり、
暮らしや人生で 活かされます。
本や写真、動画で見て
【知っていること】と、
実際に 自分自身が
【やったことがあること】は、
ずいぶん 違うから...
まずは、行動すること。
ごみを一つ減らしてみる/拾ってみる。
それだけでも、
自分が変わり始める気がします。
そして、
周りの大人が変わり始めれば、
子どもたちは、
きっと、ぐんぐん変わります。
【その他のSDGsに関する絵本の紹介】
SDGsの目標12〔つくる責任つかう責任〕
SDGs目標10〔人や国の不平等をなくそう〕
SDGsの目標15〔陸の豊かさも守ろう]
SDGsの目標16〔平和と公平をすべての人に〕