絵本と 子どもと ゆる親業

   2男2女を育てる40代母* 現在、読み聞かせボランティアとしても活動中              

思いやりにあふれた【ほっこりする絵本】=11選=


小さなワクワクが詰まった

親しみやすいストーリーと、

ほっこり ほほえましい登場人物。

 

真っすぐな 子どもの目線で、

相手を思いやることの

大切さに気付かせてくれる絵本を

11冊 選んでみました。

 

目次

 

 

どうぞのいす

作: 香山 美子 絵: 柿本 幸造

出版社: ひさかたチャイルド

 

椅子に置かれた食べものが、

どんどん取り換えっこされていく♪

なんだか楽しい くり返しのストーリー。

 

「あとのひとに おきのどく」

気持ちの動きが分かりやすい文章で、

誰かを想って残していく思いやりのリレー。

 

 

 

てぶくろ ウクライナ民話

作:(ウクライナ民話)

絵:エウゲーニー・M・ラチョフ

訳:内田 莉莎子 出版社:福音館書店 

 

雪の上に落ちていた 片方だけの手袋。

次々に、いろんな動物がやってきては、

「いれて」「どうぞ」と中に入っていく!!

 

絵も、文章も、

とにかく、とても細やかで丁寧なので、

何度も くり返しじっくり読みたい名作

 

 

 

しんせつなともだち

作:方 軼羣 (ふあん いーちゅん)絵:村山 知義

訳:君島 久子 出版社:福音館書店 

 

食べ物のない冬、

雪の中でみつけた二つのかぶを

一つは自分に、もう一つはともだちに...と、

次々におすそ分けをくり返す やさしいお話。

 

大人には ちょっと単調にも感じるけれど、

小さな人には、分かりやすくて人気のお話

 

 

 

とんとんとめてくださいな

作:小出 淡 絵:小出 保子

出版社:福音館書店 

 

ハイキングに出かけた3匹のねずみが、

道に迷ってしまって、

無人の山小屋へ泊めてもらうことに。

果たして、小屋の主は だれ...?

 

ドキドキしたり、ほっこしたり。

絵だけでストーリーが追えるほど、

文章以上に、絵が物語る やさしい絵本。

 

 

 

にじいろのさかな

作・絵:マーカス・フィスター

訳:谷川 俊太郎 出版社:講談社 

 

にじいろに輝くうろこをもった、

世界でいちばん美しいさかなの物語。

挿絵がキラキラしていて、とてもキレイ!!

 

大人になってから読むと、

様々な角度で 考えさせられるけれど…

子どもの視点で ごくごくシンプルに、

「分かち合うこと」の幸せを伝えたい一冊

 

 

そらまめくんのベッド

作・絵:なかや みわ  出版社:福音館書店 

 

そらまめくんのベッドは、

とっても ふわふわで、みんなの憧れ!!

でも、誰にも貸したくない そらまめくん。

ある日、その大切なベッドがなくなって…

 

みんなが差し出してくれた優しさに触れて、

ちょっぴり成長する そらまめくん。

 

お豆同士のわちゃわちゃが可愛らしい!

 

 

 

ふゆじたくのおみせ

おおきなクマさんとちいさなヤマネくん

作・絵:ふくざわ ゆみこ 出版社:福音館書店

 

冬支度のお店へ 買い物にやってきた

おおきなクマさんとちいさなヤマネくん。

 

仲良しの二人が、

お互いを思いやる姿はもちろん、

周りの森の動物たちも とても優しくて温かい。

 

イラストも柔らかくて可愛い、おすすめの絵本

 

 

一さつのおくりもの

作:森山 京 絵:鴨下 潤 出版社:講談社 

 

クマタが、と~っても大切にしてきた

『かいがらのおくりもの』という 大好きな絵本。

 

ある日、

困っている人を助けたくて、クマタは、

その一番大切にしていた絵本を贈ることに...

 

クマタの大きな決断から生まれた 心温まる物語

 

 

おまえ うまそうだな

作・絵: 宮西 達也 出版社: ポプラ社

 

アンキロサウルス(草食恐竜)の子どもが、

ティラノサウルスを パパだと勘違いして…。

 

"不穏な感じのタイトル"とは裏腹に、

戸惑いや切なさ、愛情、深い思いやり等…

 

大人が読んでも、子どもが読んでも、

それぞれの目線で 心動かされる感動の一冊

 

 

すてきな三にんぐみ

作:トミー・アンゲラー 訳:今江 祥智

出版社:偕成社 

 

だれもが恐れる 三人組のどろぼうたち。

 

ある日、強盗に入った先で出会ったのは、

みなしごの少女ティファニーちゃん。

彼女と出会ったことで、3人は変わり始め…

 

長く親しまれ続けている アンゲラーの代表作!

【善】(いいこと)【悪】(わるいこと)について

自分なりに考えるようになった 年齢の子に。

 

 

 

バスが来ましたよ

文: 由美村 嬉々 絵: 松本 春野

出版社: アリス館

 

病気で視力を失った男性が、

小学生に助けられながら続けた バス通勤。

 

男性側の視点から、

当初の不安の大きさと、

思いもかけず もたらされた親切のリレーへの

驚きと喜びが じんわりと伝わってくる。

 

 

 

【あとがき】~譲りたくない気持ちも~

 

自分の大切なものを

ひとに分けて/貸してあげるのって、

ものすごく尊い行為だと思います。

 

大人になると、

他人の物を 気軽に欲しがる人が、

ぐっと減るので、

そういう機会自体が少ないけれど...

 

子ども同士の世界は、

遠慮も何もないから たいへん(笑)

 

 

だから 単純に、

「貸してあげる=いいこと」

だけの正義で終わるのではなく、

 

【貸してほしい気持ち】と同じくらい、

【譲りたくない気持ち】も、

大切にしてあげたいなぁ、と。

 

分けてあげる/貸してあげるのも、

すごく勇気のいることだから...

 

絵本を通じて、

そういう【両方の気持ち】を

思いやれることができたらいいな~

なんて思っています。

 

 

 

その他の【ほっこりする絵本】

 

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