絵本と 子どもと ゆる親業

   2男2女を育てる40代母* 現在、読み聞かせボランティアとしても活動中              

【ありのままの自分】を好きになれる絵本=13選=


〔PR〕カボチャのなかにたねいくつ?
作:マーガレット・マクナマラ 絵:G.ブライアン・カラス
訳:真木 文絵 出版社:フレーベル館

 

【個性】とか【自分らしさ】って、

つまりは、

「人とチガウ」ということだから、

 

周りに うまく馴染めなかったり、

不安になったり、

傷ついたりする経験も、

たくさん あるかもしれないけれど、

 

さまざまな葛藤を抱えながらも、

【ありのままの自分】を

受け入れてくれる場所を見つけて、

 

前より ちょっぴり

【自分のことを好きになれる】

 

やさしく 前向きに、

小さな一歩を 踏み出せるような…

 

読み終わったときに、

ほっこりする絵本を 選んでみました。

 

ワニくんのおおきなあし

作・絵:みやざき ひろかず

出版社:BL出版

大きすぎる足が悩みのワニくん。

どうにかして足を小さくしようと、

いろんなことをやってみる...

でも、大きな足だからこその、

いいこともあるんだ!って気づいていく

 

ええところ

作:くすのき しげのり

絵:ふるしょう ようこ 出版社:Gakken  

自分には「ええところ」なんて ない、

と思っている主人公のあいちゃん。

仲良しのともちゃんが見つけてくれた

彼女の良いところとは…

人を思いやる心に溢れた やさしい絵本

 

ぐるんぱのようちえん

作:西内 ミナミ  絵:堀内 誠一

出版社:福音館書店 

大大大人気のロングセラー絵本。

大きくて一人ぼっちのぞうの ぐるんぱ。

ビスケットやさん、靴屋さん、ピアノ工場、

いろんな場所で働くけれど、失敗ばかり。

そして、最後に見つけた居場所は…

今までのつらい経験も 全部全部つながって、

【ありのままの姿】で大活躍する様子に、

子どもたちは 純粋に嬉しくなるし、

ダイナミックな遊びに ワクワクする♪

 

わたしはあかねこ

作:サトシン 絵:西村 敏雄

出版社:文溪堂 

家族の中で一匹だけ 色が違う「あかねこ」

親や兄弟は 心配して、

色を変えれるようにとあれこれ助言するけど

「あかねこ」は自分の色が大好きだから...

"自分らしさ"を貫いた先に待っていた、

やさしく きれいな居場所に 心を奪われる

 

くれよんのくろくん

作・絵:なかや みわ 出版社:童心社

画用紙に次々と絵を描いていくクレヨンたち。

だけど、くろくんは仲間に入れてもらえず…

でも、少し視点を変えて持ち味を生かせば、

くろくんだって お絵描きの中で大活躍!!

お話に出てくる クレヨン遊びも 楽しそうで、

子どもたちを惹きつける♪

 

じぶんだけのいろ

いろいろさがしたカメレオンのはなし

作:レオ・レオニ 訳:谷川 俊太郎

出版社:好学社 

他の動物たちと違って、

「自分の色がない」と悩むカメレオン。

でも、どんなに色が変わっても、

いつも同じでいられる仲間がいれば大丈夫。

色鮮やかなイラストも きれいで印象的

 

まっくろネリノ

作:ヘルガ・ガルラー

訳:矢川 澄子 出版社:偕成社 

カラフルなお兄ちゃんたちに比べて、

まっくろで いつも一人ぽっちの鳥、ネリノ。

でも、きれいな色のせいで、

お兄ちゃんたちが誘拐されてしまい…!!

"人と違うからこそ、できることもある"

子どもの真心に訴えかけるようなストーリー

 

カメレオンのかきごおりや

作:谷口 智則  出版社:アリス館

世界中を旅する かき氷屋のカメレオンは、

お客さんの望みを叶えてくれるけど、

自分がいったい何色なのか悩んでしまう…

自信を無くしたときに元気をもらえるお話。

一見 渋いようでいて 色鮮やかな、

日本画をベースにしたイラストが きれいで、

小さな人と 気軽に読んでも楽しい絵本♪

 

ブロントリーナ

著:ジェイムズ・ハウ 絵:ランディ・セシル

訳:長野 由紀 出版社:新書館 

バレリーナになりたい恐竜 ブロントリーナ。

でも、恐竜の体では 踊るには大きすぎて…

いろんな壁にぶち当たっても(物理的に)

それでも 自分の夢を叶えて、それが

周りの世界を広げることにもなる素敵なお話

 

わたしのかみがた

作: 樋勝 朋巳 出版社: ブロンズ新社

主人公が今の髪型になるまでの、

いろんな髪型の変化が描かれている絵本。

髪の毛の長さや 色などもさまざまで、

どれも愛らしくて、見ていて楽しい!!

どの髪型も「わたし」で、今の髪型も

「わたし」にとって大切な理由がある…

 

カボチャのなかにたねいくつ?

作:マーガレット・マクナマラ 絵:G.ブライアン・カラス

訳:真木 文絵 出版社:フレーベル館  

大、中、小、いろんなサイズのかぼちゃ。

一番多く種が入っているのは どれだと思う?

いろいろな着眼点のある お話で、

カボチャの説明や、算数の要素もありつつ、

主人公のコンプレックスを払拭するかのように

"見た目だけでは分からないこともある"

ということも教えてくれる 素敵な授業風景。

 

まめまめくん

文:デヴィッド・カリ 絵:セバスチャン・ムーラン

訳:ふしみ みさを 出版社:あすなろ書房 

豆粒みたいに体が小さい まめまめくん。

小さくても、伸び伸びと 元気いっぱい、

いろんなことに挑戦しながら育ったけれど、

小学校に入ったら、一転そこでは困難だらけ…

前半、とても生き生きと生活していただけに、

集団生活での様子に 胸が痛くなるけれど、

"自分らしさ"を大切にして、花開かせる姿に

ふわっと あたたかな勇気をもらえる。

 

Red あかくてあおいクレヨンのはなし

作:マイケル・ホール

訳:上田 勢子 出版社:子どもの未来社

「赤」とラベル付けされた 「青い」クレヨン。

どんなに頑張っても 上手くできないのに、

「赤く」塗ることを期待され、応援される。

その違和感と息苦しさ、そして葛藤…

LGBTの関連図書ではあるけれど、

"何事も 決めつけはよくないよね"という、

相手の本質を見ることを促す お話だから、

予備知識のない子どもでも受け入れやすい。

 

 

みんなと違うからこそ

 

低学年の 国語の教科書に載っている

レオ・レオニの【スイミー】も、

"まわりとは違う"ことを

テーマにしたお話ですね。

 

少し 視点を変えて読めば、

【多様性を受け入れる】ということ。

 

「違ってもいい」じゃなくて、

 

【違うから良い】【違うことが良い】

という発想になるくらいまで、

 

私自身も、

意識を変えていきたいなぁって思います。

 

 

教訓はそっと隠して

 

子どもたちに読むときには、

教訓的な読み方は しなくてもいいし、

 

お話の奥にある 大人の意図⁈には、

気づいても 気づかなくてもいいし、

 

「おもしろかったー」だけで終わっても、

ぜんぜん おーけー(笑)

 

むしろ、

そこが【絵本の良さ】でもあるので、

 

考えることを強いらなくても、

何か、心の中に感じるものがあったのなら、

それで十分かなぁって思います。

 

 

 

その他の【ほっこりする絵本】はこちら↓

yuruoya.hatenablog.com