絵本と 子どもと ゆる親業

   2男2女を育てる40代母* 現在、読み聞かせボランティアとしても活動中              

NGナシの選択肢で、やる気も肯定感も積み上げる

自分で決める


子どもたちにとって、

「自分で決めた」「自分が選んだ」

という経験は、すごく大事。

 

大人でもそうだけど、

あれこれ指図されて取り組むのに比べて、

自分でやると決めたことは、

断然、やる気スイッチも入りやすいです。

 

"自己決定は、幸福度を上げる"

という調査結果も出ているくらい

"自分で決める"というのは、大切なこと。

 

なので、選択肢を並べて、

子ども自身に選んでもらうことは、

ものすごく おすすめです。

 脱☆命令魔、脱☆シナサイ怪獣(笑)

 

NGナシの選択肢

 

"子ども自身に選んでもらう"

とは言ったものの、、、

 

選択肢を出すときには、

ちょっとした工夫が必要です。

 

宿題をするか?しないか?と聞かれたら、

たいていの子どもは、

きっと「しない」を選ぶだろうし、

 

子どもが「しない」を選んだら、

大人はついつい反論したくなります。

 

そうなるともう、お互い

ちょっとしたイライラ地獄の始まり(笑)

 

そうならないようにするためには、

この場合で言えば、

「するか?しないか?」の二択ではなく、

 

例えば、

【国語からするか?算数からするか?】

と聞いてみるのです。

 

ポイントは、子どもが選んだ答えに

ぜったいにダメ出しをしないということ。

 

どちらを選んでも正解になるように、

心から「どっちでもいいよ」と思える

選択肢を準備しておくのです。

 

定型文を決めておく

 

私自身も いまだに、

「あ、今の聞き方は失敗したな」

と思うことが、ちょいちょいあるけど、

 

ひとまず、

毎日の決まったシーンで使う言葉は、

あらかじめ選択肢を決めておいて、

サクッと言えるようになっておくとラク

 

とっさに考える!とか、

使うタイミングを探り続ける!よりは、

うんとハードルも下がって、

子育て生活の中でも 実践しやすいです。

 

着替えが なかなか進まないなら、

【右足からはく?左足からはく?】とか…

 

今日のトマトは、

【こっち側から食べる?反対から食べる?】とか…

 

自分で選べると、

やっぱり ちょっぴり楽しくなるし、

 

決めた瞬間に 自然と、

気持ちは「やってみよう」って、

一歩 前に踏み出しています。

 

「いいね!」の効果の大きさ

 

子どもが 自分の答えを決めたら、

「いいね!」と、さっそく実行!

 

「いいね!」の積み重ねで、

やる気や自己肯定感が上がることは、

私たち大人だって、経験しているはず。

 

ひとつでも

「いいね!」がもらえれば、

"また次もがんばろう"って思えるし、

 

一日に、5回 10回と

「いいね!」がつくようになれば、

 

別に、

「いいね!」が目的じゃなくても、

 

"あれもやってみようかな"

って、自然にやる気も わいてきます。

 

通用しないこともある

 

ただ、、、

まだ小さい子どもが相手だったり

自由度 高めの子が

相手だったりするときには、

 

「どっちもイヤー」と一刀両断されたり、

 

第三、第四の、謎の選択肢を

勝手にどんどん増やされちゃったりして、

うまくいかないことも多いです(涙)

 

逆に、ある程度 年齢が上がってくると、

こちらがいくつか答えを並べたら、

その中から選ぶ子が増えてくる気がしますが...

 

そう考えると、

ちびっこの 頭の柔らかさや自由さも、

ほんとに尊くてステキなことで、

 

自分で考えて、

自分で決めることが出来ている証拠

かもしれません。

 

まぁ、人間関係なので、

相手をコントロールできなくて当然…

 

お互い気持ちよく過ごすための、

ひとつの手段として、

やってみる価値はあるかなと思います。

 

考える習慣をつけてみる

 

そもそも、

子どもが 何を選んでも、

それは"本人にとっての正解"なんだけど、

 

そう正論や理想論ばかりも言っていられない

子育て生活。

 

ダメ出ししなくてもいい、

NGナシの選択肢を

 

しかも 子どもが食いつきそうなものを、

いくつ挙げられるか...

 

一度 立ち止まって、

子どもの目線にたって考えてみたり、

 

許容範囲を広げて、

自分の思考を柔軟にしたりするためにも、

 

いろんなパターンを示せるといいなー

と、私自身 思っています。

 

ちなみに、このスキルは、

中高生になった子どもたちや 夫にも、

けっこう 発動しています。便利!!

 

 

yuruoya.hatenablog.com

yuruoya.hatenablog.com

yuruoya.hatenablog.com