絵本と 子どもと ゆる親業

   2男2女を育てる40代母* 現在、読み聞かせボランティアとしても活動中              

世界の【昔ばなし】アジア編 =おすすめ7選=

 

今回は、

【アジアの昔ばなし】を7冊紹介。

 


〔PR〕とらとほしがき
作・絵: パクジェヒョン
訳:おおたけ きよみ 出版社:光村教育図書

 

目次

 

文章や お話のすじだけでなく、

装丁やイラストからも、

 

その国や地域、あるいはお話の

息づかいが感じられるような...

ちょっと味のあるものを 選んでみました。

 

 

王さまと九人のきょうだい【中国の民話】

訳: 君島 久子 絵: 赤羽 末吉

出版社: 岩波書店

 

9人それぞれに、

一風変わった特技を持つ きょうだいが、

悪い王さまに立ち向かう、痛快なお話。

 

文章のテンポも良くて、

みんなの名前も それぞれに独特で面白い!

 

中国の少数民族、イ族に伝わる昔ばなし。

 

 

王さまになった羊飼い【チベットの昔話】

再話: 松瀬 七織 絵:イヨンギョン

出版社: 福音館書店

 

貧しくも 心優しい羊飼いの男の子が、

生き物の言葉を分かるようになって...。

 

大筋のストーリーは、

"ききみみずきん"を彷彿とさせるけれど、

 

出てくる動物たちや食べものなど、

異国情緒あふれるイラストが魅力的。

 

 

 

とらとほしがき【韓国のむかしばなし】

作・絵: パクジェヒョン

訳:おおたけ きよみ 出版社:光村教育図書

 

トラの盛大な勘違いから成るお話。

 

どこか "ふるやのもり"通じる流れに、

韓国語のおもしろみが プラスされる。

 

伝統の民画風に描かれたイラストの迫力と、

とらの何とも言えない表情が おもしろい。

 

 

 

ゴナンとかいぶつ【モンゴルの昔話】

文: イチンノロブ・ガンバートル

絵: バーサンスレン・ボロルマー

訳: 津田 紀子 出版社: 偕成社

 

力持ちな男の子が、

悪者を退治する 王道のストーリー。

試練や闘いのシーンはハラハラドキドキ!

 

馬と一緒に活躍する この英雄は、

日本でいうところの

"桃太郎"的な存在なんだそう。

 

 

 

チンチラカと大男【ジョージアのむかしばなし】

作:片山ふえ 絵:スズキ コージ

出版社:BL出版

 

三兄弟の末っ子で とても賢いチンチラカ。

次から次へと出される、

王さまの無理難題を叶えるために...

 

欲張りな王さまや 間抜けな大男を相手に、

知恵の回るチンチラカが大奮闘!

最後は、意外な形で あっさりと大団円?!

 

スズキコージさんの絵も、

お話の雰囲気と合っていて 楽しい♪

 

 

 

たまごからうま【ベンガルの民話】

再話:酒井 公子 絵:織茂 恭子

出版社:偕成社

 

ぐうたら男が買った "うまのたまご"

ちょっと奇想天外で 力の抜ける笑い話。

 

タイトル「たまごからうま」は、

ベンガル語で、

「ありえない」という意味の慣用句。

 

 

 

ランパンパン【インドみんわ】

再話:マギー・ダフ 作:インド民話

絵:ホセ・アルエゴ 訳:山口 文生

出版社:評論社

 

わがままな王さまに

奥さんを奪われたクロドリ(鳥)が、

王さまをやっつけに宮殿に向かうお話。

 

ランパンパン!と太鼓を鳴らし、

道中で さまざまな仲間を迎え入れ…。

 

だんだんと、

サイズ感がバグってくる感じも、

子どもたちはすんなり受け入れ、大喜び。

 

くり返し出てくる軽快なリズムと、

まっったく予測のつかない仕返し劇!!

 

 

 

以上。

 

今回のお話は、

小学校の読み聞かせで、

人気のあるものを中心に選びました。

 

お話の内容を

じっくり楽しめるのは5,6歳~かな。

 

独特の色づかいがあったり、

力強い線で描かれていたり、

大人から見ても 渋い表現があったり...

 

色や形など、視覚的なものに

強く興味を惹かれる子にとっても、

栄養満点の刺激になります。

 

声にだして読むと、

長いもので10分ちょっと。

読み聞かせや 寝る前のお話にでも...

 

 

※紹介した国名や 地域名は、

 絵本のタイトルや表記に準じています。

 

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