今回の記事では、
【ヨーロッパ】に伝わる昔ばなしの絵本を
紹介していきます。
〔PR〕きょじんのはなよめ
作: 菱木 晃子 絵: 平澤 朋子
出版社: BL出版
目次
- 巨人の花よめ
- ふくろにいれられた おとこのこ
- きこりとおおかみ【フランス民話】
- ジェイミーオルークとおばけいも
- ライオンとタカとアリになった男の子
- まめつぶこぞうまめつぶこぞうパトゥフェ
- ノロウェイの黒牛
- はしれ!かぼちゃ【ポルトガルのむかしばなし】
- 梨の子ペリーナ【イタリアのむかしばなし】
- 【あとがき】
魔女の呪いや 王子様・お姫様、
ノルウェーのトロルに、
アイルランドの妖精レプラコーン…
ファンタジー要素も多く、
ドラマチックな展開で ドキドキさせられる、
【ヨーロッパの昔ばなし】9冊です。
巨人の花よめ
【スウェーデン・サーメのむかしばなし】
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作: 菱木 晃子 絵: 平澤 朋子
出版社: BL出版
北欧の少数民族サーメに伝わるお話。
美しくて賢い娘チャルミと 巨人の知恵比べ。
トナカイとの生活や 民族衣装、
細やかな生活道具など…
北欧の暮らしぶりも丁寧に描かれている。
ふくろにいれられた おとこのこ
【フランス民話】
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再話: 山口 智子 画: 堀内 誠一
出版社: 福音館書店
オニに捕まってしまった男の子が、
策をめぐらせ、オニをやっつけるお話。
ラストは、
勧善懲悪になっていて痛快だけど、
繊細な子タイプの子には、
ちょっと残酷すぎるように感じるかも。
きこりとおおかみ【フランス民話】
やったりやられたり、
ドキドキの知恵比べ。
躍動感あふれるオオカミたちのイラストが、
追い詰められたきこりの臨場感をより煽る。
韓国の「おどりトラ」にも似た展開。
ジェイミーオルークとおばけいも
【アイルランドのむかしばなし】
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作・絵: トミー・デ・パオラ
訳:福本友美子 出版社:光村教育図書
"なまけものが うまくいく"という、
日本にはあまりない?タイプのお話。
昔の人々の
"こうだったらいいのになー"
という願望を表現したような 妖精のお話。
ライオンとタカとアリになった男の子
【ノルウェーのむかしばなし】
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作: 菱木 晃子 絵: MARUU
出版社: BL出版
動物たちの諍いを 見事な采配で仲裁し、
動物に変身できる力を手に入れた男の子。
自らの知恵と変身能力で、
お姫様を救うべく、
トロル退治の冒険が始まる。
まめつぶこぞうまめつぶこぞうパトゥフェ
【スペイン・カタルーニャのむかしばなし】
文: 宇野 和美 絵: ささめや ゆき
出版社: BL出版
まめつぶサイズの小さな男の子パトゥフェが
おつかいに出た先で 大立ち回り。
元気いっぱい、
陽気で のどかなお話は、
スペインでは 童謡もあるほど有名な物語。
ノロウェイの黒牛
【イギリス・スコットランドのむかしばなし】
文:なかがわ ちひろ 絵:さとう ゆうすけ
出版社: BL出版
恐ろしい怪物と結婚することになった末娘。
魔女に呪いをかけられた王子様。
昔ばなしの王道を
いくつも渡っていくような
ハラハラの連続で、一途な 純愛の物語。
はしれ!かぼちゃ【ポルトガルのむかしばなし】
作:エバ・メフト 絵:アンドレ・レトリア
訳:宇野 和美 出版社:小学館
おばあちゃんが 孫娘の結婚式へ向かうため、
猛獣たちを言葉巧みにかわして、大奮闘!!
テンポ良いくり返しで お話もわかりやすい。
日本では、ハロウィン用に と人気の絵本。
梨の子ペリーナ【イタリアのむかしばなし】
作: イタロ・カルヴィーノ 絵: 酒井 駒子
訳: 関口 英子 出版社: BL出版
初っ端から理不尽な扱いや試練が続く中、
女の子が 懸命にまっすぐ生きる姿が美しい。
怖いものが、しっかり怖く描かれていて、
幻想的で繊細な絵が さらに物語を盛り立てる
以上。
上記9つのお話の他には、
ノルウェーの昔ばなし
などが、有名かなぁと思います。
【あとがき】
昔ばなしは、
親から子へ、祖父母から孫へ、
語り継がれ、残されてきたものが多いので、
身近にいる大人の声で、
お話や そこにある温かさを届ける
"読み聞かせ"にも ピッタリです。
※紹介した国名や 地域名は、
絵本のタイトルや表記に準じています。