慌ただしいようでいて、
どこか清々しい空気に包まれていく…
年末から年始にかけての
日本独特の 厳かな雰囲気が、
とっても好きです。
〔PR〕かさじぞう
作: 松谷 みよ子 絵: 黒井 健 出版社: 童心社
今回は、
年越しの時期に読みたい、
【おしょうがつの絵本】を選んでみました。
目次
くまのこのとしこし
作:高橋 和枝 出版社:講談社
『ことし』というものが終わって、
『らいねん』をお迎えする???
・・・『らいねん』っていったい何だろう?
子どもらしい目線で描かれた年の瀬の風景。
来年が何か分からないなりに、
一生けんめい 新年の準備をする くまのこが、
ほっこり可愛い。
もうすぐおしょうがつ
作・絵:西村 繁男 出版社:福音館書店
障子の張替えや餅つき、買い出しなどなど、
古き良き日本の年越し風景!!といった感じ。
隅々まで活気に溢れているイラストが、
文字や文章以上に、
年末の忙しなさや厳かさを伝えてくれる。
子どもたちが、
くり返し じっくり読みたがる
ロングセラーの おしょうがつ絵本!!
こたつ
作・絵:麻生 知子 出版社:福音館書店
真上から こたつを見下ろしたままの図面で、
ずーっとお話が進んでいく 面白い絵本。
細かく描きこまれているので、
見どころは たっくさん!
大みそかから新年にかけての
等身大の家族を覗いているような…
妙に懐かしさを感じる
あたたかな『日本の冬』が詰まった一冊。
じょやのかね
作:とうごう なりさ 出版社:福音館書店
はじめて除夜の鐘をつきにいく男の子。
見るものすべてが特別で、ドキドキの連続!
子どもらしい言葉遣いと目線ながら、
景色や気持ちの描写が丁寧で 分かりやすい。
木版画の白黒で表現されたイラストが、
印象深い一冊。
かさじぞう
作: 松谷 みよ子 絵: 黒井 健
出版社: 童心社
日本の大みそかのお話と言えば、これ。
中でも
松谷みよ子さんの「かさじぞう」は、
じいとばあには6人の子どもがいて、
みんな小さい頃に亡くなった…
という文章があり、
そして、出会うのが6体のおじぞうさま。
しっとりと、
人生の機微に通じたお話になっている。
昔ばなしに多い、善人悪人という対比もなく、
しんしんと降り積もる雪の中、
ただただ 優しい人たちが出てくる…
切なくて 静かで 温かい お話
せかいのくにでおめでとう
作:野村 たかあき 出版社:講談社
世界14か国のお正月行事がわかる絵本。
12粒のぶどうを食べたり、波を飛び越えたり、
くまの毛皮を着たり、ケーキを食べたり…
大人も思わず「へぇ」となるような風習と、
それぞれの国の言語での
「あけましておめでとう」が書かれている。
巻末には、少し詳しい説明付き!!
以上、
【年越しの絵本】6冊の紹介でした。
すべての季節行事を
伝統通りにこなすことは難しいけど、
だからこそ、
絵本や物語を通じて、
伝統行事を知る/触れる機会があるのも
いいかなぁと思っています。
冬休みの読み聞かせにも ぜひ~*