今回 紹介する絵本は、
【海】をテーマにした
【おはなし絵本】9冊です。
目次
海に行ったことがある人も、
全くない人も、
これから行くよ~っていう人も、
読んで楽しい、眺めて癒される、
海の魅力がたっぷり詰まった9冊です。
ちいさなちいさな うみのおさんぽ
さかいさちえさんの 大人気絵本、
「ちいさなポコポコ」シリーズの一冊。
世界のどこかに住んでいる、
ちいさなちいさな動物たちのおはなし。
このシリーズでは、
毎回、楽しくって可愛らしい
いろんな おうちの断面図が 登場♪
細かい所まで描きこまれているので、
親子で、たっぷり引き込まれる。
今回のお話では、
海での一日を満喫するポコポコたち。
夏にもピッタリの一冊。
ぐりとぐらの かいすいよく
作:中川 李枝子 絵:山脇 百合子
出版社:福音館書店
空きびんに入って届いた
地図と手紙をきっかけに、
あの「ぐりとぐら」が、
おそろいの水着をきて、海で大冒険☆
意外に怖くない、
可愛らしい「うみぼうず」と過ごす、
どきどき ワクワクな ひととき。
いぬかき、くらげ泳ぎ、くじら泳ぎ、
それから、イルカジャンプ♪
いろんな泳ぎ方が出てくるのも、
子どもたちには、
たまらなく楽しいみたい。
園児さんだけでなく、
小学生にも大人気の ロングセラー絵本。
うみのおと
作・絵:たちもと みちこ
出版社:教育画劇
こぶたちゃん家族が、
電車に乗って、初めての海へ!
熱い砂浜に、もくもくの入道雲、
しょっぱい海水に、スイカわり。
観音開きのしかけを活かして、
海の楽しさを ぜ~んぶ網羅☆
帰り道の ほどよい疲労感が、
海でのいちにちの 楽しさを物語る。
カラフルでポップな 夏の絵本。
海は広いね、おじいちゃん
作・絵:五味 太郎 出版社:絵本館
孫とおじいちゃんの
嚙み合わない やりとりが、
すれ違いコントみたいで 楽しい絵本。
ストーリーは、
意外にも、SFな展開⁈
おじいちゃんが読んでいた
本のタイトルにも、
思わず ニヤリとしてしまう。
対象年齢は、
2歳・3歳・4歳~とあるけれど、
小学校 高学年でも楽しめる
五味太郎さんらしい 含みのある一冊。
チリとチリリ うみのおはなし
作:どい かや 出版社:アリス館
どいかやさんの 人気シリーズ絵本、
「チリとチリリ」第2弾。
自転車に乗って散策する二人が、
今回はなんと、海の中を大冒険☆
やさしい色合いと やわらかなタッチで、
出てくる 小物や食べ物は、
ネーミングから何から、ぜんぶ可愛い!
自分たちだけの宝物を見つける
夢いっぱいの物語は、
男の子にも、女の子にも、大人気。
なみ
作・絵:スージー・リー
出版社:講談社
文字は一切なく、
色づかいも 青と黒だけという
とことんシンプルな絵本。
横に長い 絵本の形が、
寄せては返す波の躍動感にマッチして、
左右でせめぎあう
女の子と波の対比が とっても楽しい。
波の音や、カモメの鳴き声、
潮の香りまでもが、
活き活きと伝わってくるよう。
2008年の刊行と同時に、
世界中で話題となった作品。
原題は「Wave」
うみのたからもの
作:たかお ゆうこ 出版社:講談社
海辺で見つけた
ちいさな貝殻から始まる
壮大な 海のものがたり。
それは、遠い国からやってきた
ちいさな船かもしれないし、
ちいさな海の家かもしれない…
時空を超えて、
どこまでも広がっていく世界。
余白のある 誘うような文章で、
読む人の、想像力をかきたてる。
この絵本が気に入った人は、
同じ作者の
「くるみのなかには」もおすすめ。
なみのいちにち
作:阿部 結 出版社:ほるぷ出版
海辺に暮らす人々の人生を
波の目線で描いていく物語。
まるで、
ショートムービーを見ているような
味わい深い展開。
気仙沼市出身の作者だからこその
海への親愛や 畏敬の念も 感じられる。
朝の海も、夕焼けの海も、夜の海も
どの時間帯の海も、美しい。
漂流物
作・絵:デイヴィッド・ウィーズナー
出版社:BL出版
デイヴィッド・ウィーズナーの
文字のない、絵だけの絵本。
海辺に流れ着いた古いカメラ。
…そこに写っていたものは???
文字がないからこそ、
広がって 繋がっていく ストーリー。
ファンタジー!
なのに、とってもリアルで、
ふと出てくる「日本の風景」も
なんだか、ちょっと嬉しくなる。
懐かしいアルバムを眺めるように、
じっくりと眺める時間が 本当に幸せ。
コールデコット賞受賞作。
私のお気に入りの一冊。
以上、
【海のおはなし絵本】の紹介でした。
【プール・水遊びの絵本】紹介は、こちら。